バーコードに留まらず、文字の読み取りも一緒に行いましょう
Scandit OCRソフトウェアにより、あらゆるスマートデバイスが強力なOCRスキャナに変わります。文字のサイズ、フォント、色に関係なく、英数字コードを読み取ることが可能です。
代表的な用途として、小売価格の照合、パスポートや身分証明書のチェック、銀行のIBANコード、自動車の車両識別番号(VIN)、ヘルスケアや製造業で利用されているロット番号やREFコードの読み取りなどがあります。スマートデバイスでバーコードとテキストのスキャンを同時に行うために、多くの場合、文字認識はScanditのバーコード読み取りソフトウェアと組み合わせて利用されます。
Scanditのバーコードスキャンならば、専用バーコードリーダーと比較して標準的なコストを3分の1に削減
2万機種を超えるデバイスで動作
Scanditは、産業規格機関GS1が推奨するモバイル用バーコードスキャンのテクノロジープロバイダー
文字認識(OCR)の活用例
小売、運輸・物流、自動車、ヘルスケア、製造をはじめ、様々な業種で多くの企業が、文字とバーコードのどちらも読み取れるスキャン機能を必要としています。
ヘルスケア
製品ごとのデータがバーコードにエンコードされていない医薬品は、ロット番号やREFコードなどを文字認識(OCR)でスキャンします。バーコードとテキストのどちらもある場合は、Scanditのソフトウェアによってこの両方が同時に処理されます。
運輸・物流
小包やパッケージのラベルが輸送中に破損し、バーコードがスキャンできない場合は、文字認識(OCR)ソフトウェアによって、付随するテキストを代わりに読み取ることができます。バーコードとテキストを同時にスキャンするには、OCRソフトウェアをBarcode Scanner SDKで統合します。Scanditのソフトウェアならば、スマートデバイスを使って1回スキャンするだけで、多数のラベルから複数行のテキストを読み取ることが可能です。
銀行
銀行員は、Scandit OCRソフトウェアが搭載されたスマートデバイスから、国際銀行口座番号(IBAN)や文書/帳票の管理番号などの英数字を素早くスキャンしてワークフローに取り込めるようになります。モバイルバンキングの利用者は、OCRで支払明細を読み取ってモバイルアプリに入力できるため、重要な数値を手動入力する必要がなくなり、ミスが発生する心配もありません。
航空
航空会社と空港の従業員は、Scandit OCRソフトウェアが搭載されたスマートデバイスを使用して、機械で読み取り可能なパスポートと身分証明証(ID)カードを素早くスキャンすることができます。例えば、搭乗口の従業員は、コストのかかるカウンターに拘束される必要はなく、代わりに操作性の高いスマートフォンやタブレットを使用して乗客に対応できます。また、航空会社は、乗客がオンラインチェックイン時に自宅で自らパスポートをスキャンするサービスを提供することも可能です。
小売
ほかの業種と同じように、小売業のサプライチェーンでも輸送中にパッケージのラベルが破損することがあります。そうした際に、OCRソフトウェアを使用してバーコードの代わりに付随する文字を読み取ることで、配送と追跡での遅延を防ぎ、余分なコストを抑えることができます。Scanditのソフトウェアならば、スマートデバイスを使って1回スキャンするだけで、多数のラベルから複数行のテキストを読み取ることが可能です。また、サプライチェーンに携わる関係者や、クリック&コレクトで荷物の受け取りに来た顧客の身分証明証(ID)を確認する際にもOCRが使用されています。
モバイルのネイティブアプリに文字認識(OCR)機能を追加する
Barcode Scanner SDK
OCRは、Scanditの読み取りソフトウェアをモバイルアプリに統合するBarcode Scanner SDK内のモジュールです。大半の開発プラットフォームとOEMデバイスに対応しています。
身分証明証(ID)を高速かつ高精度でスキャンするには – ID Scanner
パースポートのような身分証明証(ID)からのデータの高速読み取りは、グランドスタッフが搭乗者の本人確認を行ったり、顧客がオンラインチェックインを行うなど、従業員と顧客の多くのプロセスに不可欠です。
ScanditのID Scannerソフトウェアならば、スマートデバイスにインストールしたモバイルアプリから、異なる種類のIDをスキャンできるようになります。これは、バーコードスキャン、文字認識(OCR)、RFID技術を組み合わせてデータの読み取りと解析を行い、ワークフローやユーザ側の処理をシームレスに完了する、エンタープライズ要件を満たすソリューションです。データを手動で入力する必要がなくなるため、人的エラーを軽減し、効率を高めます。※現在は欧米の身分証明証限定の機能です。